海藻や海草が生育している場所を「藻場(もば)」と呼びます。
藻場は「海のゆりかご」と呼ばれ、多くの生き物の産卵場や育成場となっています。
本来の森のように、水流を弱めて浮遊物をこしとることもあれば
網の目のように張った地下茎が底質を安定させてくれる役割の果たすので、
水質・底質の改善が望めます。
1970年代以降、二酸化炭素がの排出量が多くなり
「KAISOU」が分解・処理しきれなくなった結果、海洋酸性化が進行しています。
海洋酸性化は、生物の骨格や甲殻類の殻の形成に影響を及ぼし
水産業への影響も懸念されています。
瀬戸内海の海底の調査では、3千年前の層からもアマモ由来の炭素が見つかりました。
このように「KAISOU」は数千年前から変わらずに海の森として地球を支え続けています。
人々の食卓や経済活動を大きく左右する「KASIOU」
この海のなかの森を、私たちは守り続けていかなければなりません。